地域トークン

  • 概要

    「地域トークン」は、自治体や企業などが独自のトークン(ポイント)を発行することができるプログラムです。

    トークンを運用するために専用のサーバーを構築したり、管理事業者を置いたりする必要なく、トークンの処理ルールをブロックチェーンに記録(定義付け)しておくことで、トークンの発行やポイントサービス加盟店の登録などがブロックチェーン上で行えます。

    本オープンソースプログラムを利用すれば、例えば自治体や商店街などの地域コミュニティに参加する加盟店に利用範囲を限定した“地域ポイント”を発行し、地域活性化に活用いただくことが可能になります。

  • 公開

  • 全体構成

    地域トークンの全体構成は以下のようになります。

    地域トークン全体構成

  • 利用フロー(地域ポイントとして利用した場合)

    • 自治体・商店街など(ポイントの管理者)

      1. 商店街で使える共通ポイントなど、独自の地域ポイントを発行。
      2. 地域ポイントへの参加を希望する店舗を「加盟店」として登録し、ユーザーへのポイント付与・ポイント支払いの受付の権限を与える。
      3. 加盟店からの支払い(入金)があった金額分、加盟店のポイントを消し込み(補充)。
    • 加盟店(ポイントサービスの加盟店)

      1. 自治体などに加盟店登録を申請する。
      2. 来店・購入などのアクションに応じてユーザーの口座へポイントを付与。
      3. ポイント支払いを受け付ける際、ユーザーのポイント口座から使用ポイント分を振替(補充)。
      4. ポイントを付与した金額分、自治体などへ支払いを行うことで、加盟店のポイントが消し込み(補充)される。
    • エンドユーザ

      1. スマートフォンアプリなどをダウンロードして口座を端末内で自動生成。
      2. 加盟店のレジなどでスマートフォンをかざしてポイント受取・利用。
      3. アプリや特定サイトなどで自身の口座にある保有ポイントを確認。
  • ブロックチェーンで実現する理由

    自治体や企業などが独自のポイントサービスを運営する場合、ポイントシステムの構築・運用に必要な複雑な処理に耐える可用性の高い専用のサーバーの構築や、ポイントの流通管理、メンテナンスが必要となるため、通常はシステムの管理事業者(サービス)を介することが一般的です。しかし、管理事業者に委託する場合、サーバーやデータベースなどの利用コストに加え、事業の維持に必要な設備管理費や人件費など様々なコストが発生します。

    「地域トークン」は、ブロックチェーンプラットフォームの1つであるイーサリアム環境上で動作するトークンプログラムです。

    自治体や企業などは、このプログラムを用いることで、加盟店内で利用できる“ポイント”としての役割を持たせたトークンを、簡単に発行・運用可能となります。ブロックチェーン上では、記述されたオープンなロジックの内容通りに自動処理されるため、ポイント処理ルールをブロックチェーン上に定義付けておくことで、機械的な記録コストのみで自律的且つ永続的に動作するポイントシステムの構築が可能となります。

  • ERC20の拡張

    本システムのオープンソースプログラムは、イーサリアムが提唱するトークンの標準仕様「ERC20」に準拠しています。

    そのため、この「地域トークン」で新たに発行されたトークンは、取引所構築システム「トークントレーダー」で構築された取引所で取り扱い可能となります。

  • 本サービスが解消しているブロックチェーンの課題

    1. エンドユーザや個別店舗も仮想通貨(Ether)の保持が不要(代払い)

      ブロックチェーンでは、ブロックチェーン上で何らかの処理(記録)を行う度に、仮想通貨(Ether)による費用の支払いが求められます。しかし、ユーザーや各店舗が仮想通貨を常時保有し、管理することはまだ一般的とは言えません。

      本システムでは、ブロックチェーンへの記録にかかる費用をサービス提供者(ここでは自治体など)が日本円等でまとめて代払いできる機能を用意しているため、ユーザーや、加盟店、自治体は、仮想通貨で都度支払いをする必要なく、ポイントシステムを利用することができます。

  • 関連ドキュメント

results matching ""

    No results matching ""